2020年に「競合を避けた」僕が、今、日本市場を勝負しにいく理由。

2020年の戦略的選択と、機が熟した今
2020年、世界が大きく揺れ動く中で、僕はひとつの大きな経営判断をしました。 当時、日本で芽吹き始めていたチャットボット市場。そこには先行する強力なプレイヤーがいました。僕は真っ向勝負を急ぐのではなく、あえて主戦場を台湾へと定め、そこでの基盤構築を優先する道を選びました。
それは、限られたリソースでOneAIという船を確実に守り抜き、成長させるための「戦略的な回避」でした。事実、その時の冷静な選択があったからこそ、今のOneAIがあります。 けれど、心のどこかではずっと、日本という大きな市場で自分たちの真価を証明する「その時」を、静かに、待ち続けていました。
最高の「相棒」との挑戦
それから6年。今、その時が来たと思っています。 僕の隣には今、一人の心強い相棒がいます。CTOのFunaiさんです。
彼は、東大で博士号を取得し、アカデミアの最前線で「究極の物理理論」と呼ばれる超弦理論を追求してきた本物の研究者です。本来なら、その知性は静かな研究室で磨かれ続けるはずのものでした。 しかし彼は、自らのキャリアを懸けて、このOneAIというスタートアップの世界に飛び込むという決断をしてくれました。
大学院での数理をルーツに持ち、ビジネスを磨いてきた僕。 そして、高潔なアカデミアの頂点から「AI技術で社会を変える」ために来てくれた彼。 この二枚看板として、かつてあえて競合を避けた日本市場へと、僕たちは再び足を踏み入れます。
なぜ、今「OneLive」なのか
現在、日本には先行する動画ボットのプレイヤーたちがいます。 彼らが市場を耕してくれた今、僕たちは「その先」にある未来を提示しようとしています。
僕たちが「OneLive」で実現しようとしているのは、単なる自動応答ツールではありません。最新の知能を駆使し、顧客と心を通わせる、まったく新しい「自律型AIライバー」の世界です。 「言葉」の時代から「知能」の時代へ。 数理の力を信じる僕たちが、この領域で負ける理由はありません。
創業の相棒、Winnieと共に
もちろん、この挑戦は僕ら二人だけで成し遂げられるものではありません。
僕には、もう一人の大切な相棒がいます。Winnieです。 10年前、名もなきスタートアップだった僕を信じ、共に台湾市場をゼロから切り拓いてくれた彼女。2020年に僕が日本での競合を避けたときも、彼女は常に僕の判断を信じ、台湾での成長を支え続けてくれました。今のOneAIがあるのは、間違いなく彼女の10年間の献身があったからです。
これからの展開において、彼女にはふたたび、その類まれなる情熱を「台湾事業のさらなる成長」へと注いでもらうことになります。原点である台湾市場を彼女が再び盛り上げ、盤石なものにする。そのリーダーシップこそが、OneAIがグローバルで勝つための不可欠なピースです。
僕が先頭に立って日本市場を走り、Funaiさんが世界一のプロダクトを研ぎ澄ます。そしてWinnieが台湾から力強く僕らを支え、再び爆発的な成長を牽引する。この信頼関係こそが、OneAIの最大の武器です。
心の中にくすぶっていた日本市場への思いを、今
僕の心の中に静かに燃え続けていた思いは、今、実行するタイミングが来ました。
先行者が耕してくれた市場に、僕たちが磨き上げた「本物の技術」という種を撒く。 今回の挑戦は、単なるシェア争いではありません。 6年前、あえて競合を避けた自分に対する、そして信じてついてきてくれたWinnieや全社員に対する、僕なりの「リベンジ」です。
僕、Funaiさん、Winnie。そして、Naoya、Eiといった最高のメンバーが、それぞれの持ち場で力を尽くす。
OneAIの真の躍進は、ここから始まります。